途中下車のルールとは?メリットとデメリット・途中下車のやり方を解説
JRの乗車券では、条件を満たしていると途中下車ができます。
乗車券には乗車駅と降車駅が印字されていますが、その間の駅でも途中下車できて便利になりますよ。
このページでは、途中下車のルールや仕組みを解説していきます。
途中下車のルールとは?
早速、途中下車の基本的なルールを以下でまとめました。
- 片道101km以上の乗車券であること
- 有効期限内であること
- 購入した乗車券の区間内であること
- 何回でも途中下車できる
- 後戻り(逆行)の途中下車はできない
- 特急券は対象外
- 一部のお得な切符も対象外
- Suicaなどの交通系ICカードは対象外
片道101km以上の乗車券を買うと、少なくとも有効期限が2日はあります。
有効期限内であれば、乗車券に印字されている乗車駅と降車駅の間の駅であれば何回でも途中下車できますよ。
途中下車は1回だけでなく、期間内・範囲内であれば何回でもできるのが便利ですね。日をまたいでの利用もできます。
例えば、東京駅から大阪駅までの乗車券を持っている場合、小田原駅・熱海駅・静岡駅・名古屋駅・京都駅などで途中下車するといった使い方ができますね。
途中下車するメリット
JRの乗車券で途中下車できるメリットは主に以下の通りです。
- 複数枚の乗車券を買わなくてもいい
- 乗車券の運賃を節約できる
途中下車を使うことによって、乗車駅から最終目的地となる駅までの乗車券を買えばいいので、手間が省けます。
また、途中でいろいろな駅に降りるたびに乗車券を買っていると運賃がかさんで高くなってしまうので、乗車券の運賃が節約できるメリットも大きいです。
途中下車するデメリット
途中下車にもデメリットはあります。
特に特急列車や新幹線を使うときは、乗車券こそ買い直しする必要はないものの、特急券は途中下車の対象外になっているため、途中下車して再び乗車するときに毎回買わないといけません。
特急列車や新幹線を乗り継ぐときに途中下車すると、そのたびに特急券が必要なのはデメリットですが、逆をいえば乗車券までは買い直しする必要がないのはお得とも言えますね。
途中下車のやり方・乗車券の改札の通し方
JRの乗車券で途中下車するときは、普段と同じように改札に乗車券を通すだけでOKです。
途中下車の場合は、改札で乗車券が回収されることはなくまた出てきますので、忘れずに取ってくださいね。
乗車券にスタンプのような形で、どこの駅で途中下車したか印字されることが多いです。
また、改札機がない駅で途中下車する場合や、改札を通したら引っかかってしまった場合は、駅員さんに乗車券を見せることで途中下車できます。
改札機に通せなかったときは、過去に何度も駅員さんに切符を見せて途中下車しますと伝えていました。
もし、乗車券を使って途中下車してみようと思うのであれば、まずは長距離区間の乗車券だけを買ってみましょう。