JRや新幹線の乗車券にある神戸市内の意味やどこまでの範囲で使えるかを解説
JRの乗車券に具体的な駅名ではなく「神戸市内」と書かれていて、これはどういう意味だろうかと思うことはないでしょうか。
このページでは、神戸市内の乗車券の意味やお得な使い方を解説しますね。
神戸市内の乗車券が使える範囲
上にある写真のように、切符に神戸市内と書かれている場合は、具体的な駅名ではありません。
どこからどこまでの範囲で使えるのかが気になるかと思いますので、使える範囲をまとめました。
路線 | 神戸市内の切符が使える駅 |
---|---|
JR神戸線 (東海道・山陽本線) | 舞子・垂水・塩屋・須磨・須磨海浜公園・鷹取・新長田・兵庫・神戸・元町・三ノ宮・灘・摩耶・六甲道・住吉・摂津本山・甲南山手 |
和田岬線 | 兵庫・和田岬 |
山陽新幹線 | 新神戸 |
JR神戸線がメインの範囲となっていて、甲南山手駅から舞子駅までが神戸市内の範囲です。(道場駅も神戸市ですが対象外です)
文字通り、神戸市内にあるJRの駅で使えますよ。
上の乗車券を例にすると、東京駅から新神戸駅まで新幹線で移動したあと、最終的には垂水駅まで行きたいときは、三ノ宮駅から垂水駅までの乗車券料金が0円になって節約できます。
ちなみに、三ノ宮駅から垂水駅の運賃は320円なので、これがまるまる浮くと思うとうれしいですよね!
東京駅からの往復時に節約する裏ワザ
神戸市内から東京駅に向かう場合に、シンプルに往復だけするのであれば、往復割引を使った運賃を節約する裏ワザがあります。
往復割引は、片道601kmを超えた区間の乗車券料金が1割引になるので、これを利用して神戸市内を1つだけ外れた朝霧駅から東京都区内の切符を買うことで節約になります。
朝霧駅だと東京駅まで片道601kmを超えてくるためです。新神戸駅までだとわずかに足りません。
乗車券の区間 | 往復料金 | 片道あたりの料金 |
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神戸市内〜東京都区内 | 18,920円 | 9,460円 |
朝霧駅〜東京都区内 | 17,620円 | 8,810円 |
乗車券だけで往復1,300円もお得になりましたね。
浮いたお金は観光など、他のことに使えます。
往復割引の対象は乗車券のみで、特急券は割引対象外なので、新幹線の特急券は別に買うようにしましょう。
新幹線の新神戸駅で下車するときは左側の改札を通る
神戸市内の乗車券を使って新幹線の新神戸駅で下車するときは注意が必要です。
新神戸駅の改札は、以下の2種類があり、通るほうを間違えると神戸市内の切符が回収されてしまいます。
改札の位置 | 神戸市内の切符の扱い |
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左側(黄色) | 回収されない |
右側(銀色) | 回収される |
新神戸駅を出たあとも三ノ宮駅に移動して神戸市内を移動したい場合は、新神戸駅の改札を出るときに必ず左側を通るようにしましょう。
右側の銀色の改札を出てしまうと、神戸市内の切符も回収されてしまいます。