山手線の内回りと外回りの違い・覚え方や見分け方・間違えたときの対処法を紹介
東京を走るJR山手線は環状運転しているため、「内回り」や「外回り」という言葉が使われています。
あまり山手線を利用しない人にとっては、どっちが内回りでどっちが外回りなのかわかりづらい部分もありますよね。
このページでは、内回りと外回りの違いや覚え方についてまとめてみました。
内回りと外回りの覚え方・見分け方
山手線の内回りと外回りの覚え方を簡単にまとめてみました。
比較項目 | 内回り | 外回り |
---|---|---|
進行方向 | 反時計回り | 時計回り |
ホームドア柵部分の帯 | 1本 | 2本 |
以下で詳しく説明していきますね。
内回りは反時計回り、外回りは時計回り
電車は車と同じように左側通行で走行するため、内回りは反時計回り(左回り)、外回りは時計回り(右回り)になります。
東京駅を起点にすると上野・池袋方面が内回り、品川・渋谷方面が外回りになりますよ。
目的地に早くたどり着きたい場合は、停車駅の順番を見て内回りか外回りを選ぶようにしましょう。
ホームドア柵部分の帯が1本なら内回り、2本なら外回り
山手線のホームドア柵部分には緑色の帯がデザインされています。
帯が1本なら内回り、2本なら外回りと覚えることができますよ。
駅のホームで内回りと外回りの見分けをつけたいときは、ホームドアの帯をチェックしてみましょう。
▼外回りのホーム柵には、2本の帯がありました。
アナウンスが女性の声なら内回り、男性の声なら外回り
公式発表はされていませんが、駅のアナウンスが女性の声のほうは内回り、男性の声のほうは外回りという見分け方もあります。
耳で聞いたほうが覚えやすいという場合は、駅のアナウンスに注目してみるのもいいですね。
内回りと外回りを間違えたらどうなる?
山手線の内回りと外回りを間違えて電車に乗ってしまった場合、誤って乗車した区間の往復運賃は無料になります。
たとえ寝過ごしてしまって目的地の駅に戻る場合も誤車扱いになるので、追加運賃はかかりませんよ。
JR東日本の旅客営業規則には「係員がその事実を認定したときは誤乗区間において無賃送還」と記載されているので、心配なときは駅員さんに相談してみるのもいいですね。
ただし、故意的に逆回りした場合は不正乗車になってしまうので注意しましょう。