東北新幹線のはやぶさ・はやて・やまびこ・なすの・こまち・つばさの違いや特徴まとめ

東北新幹線には、はやぶさ・はやて・やまびこ・なすのと連結するこまち・つばさをあわせて全6種類の列車があります。

使われている車両や停車駅など、それぞれ列車ごとに特徴が異なりますよ。

このページでは、東北新幹線の違いについてまとめてみました。

はやぶさ・はやて・やまびこ・なすの・こまち・つばさの違いを比較

はやぶさ・はやて・やまびこ・なすの・こまち・つばさの違いを表にしてみました。

特徴	はやぶさ	はやて	やまびこ	なすの	こまち	つばさ
所要時間(東京〜盛岡)	約2時間15分	約2時間30分	約3時間15分	–	約2時間20分	–
車両	E5系 E6系 H5系	E5系 H5系	E2系 E5系 E6系	E2系 E5系 E6系	E6系	E3系
自由席	×	×	◯	◯	×	×
指定席	◯	◯	◯	×	◯	◯
グリーン車	◯	◯	◯	◯	◯	◯
グランクラス	◯	◯	◯	◯	×	×
車内販売	◯	×	×	×	◯	◯

はやぶさ・こまちの指定席は、ほかの列車に比べて料金が割高になっています。

ほかの席種に関しては、基本的に料金は一律です。

東北新幹線「はやぶさ」の特徴

はやぶさは東北新幹線で一番速い列車

はやぶさは、東北新幹線の中で一番速い列車です。

東京〜盛岡間は大体2時間15分、東京〜新函館北斗までは大体4時間30分ぐらいで行けます。

東京～新函館北斗を往復するはやぶさの停車駅は以下の通り。(一部列車は通過区間あり)

東京、(上野)、大宮、仙台、盛岡、(いわて沼宮内)、(二戸)、(八戸)、(七戸十和田)、新青森、(奥津軽いまべつ)、(木古内)、新函館北斗

停車する駅が少なめなので、盛岡や新函館北斗まで最速で向かいたいときにおすすめの列車です。

車両はすべて指定席になっている

はやぶさはすべての車両が指定席になっています。

指定席のほか、グリーン車も用意されていますよ。

自由席はないため、事前に席を予約する必要があります。

東北新幹線で自由席を利用したい場合は、ほかの列車を利用しましょう。

軽食サービスありのグランクラスに乗れる

はやぶさでは、特別車両のグランクラスに乗車できます。

軽食サービスありのグランクラスに乗れるので、優雅な新幹線旅が楽しめますよ。

洋食と和食から軽食を選べる上、飲み物もフリードリンクになっています。

車内販売もある

はやぶさでは、車内販売も利用できます。

お弁当は取り扱っていませんが、飲み物やお菓子などが買えますよ。

ただし、一部の列車では車内販売がないので注意しましょう。

東北新幹線「はやて」の特徴

はやては準急タイプの列車

はやては、はやぶさよりも停車駅の多い準急タイプの列車です。

走っている本数が少ないので、あまり見かけることはないかもしれませんね。

停車駅は以下の通り。(一部列車は通過区間あり)

東京、上野、大宮、仙台、(古川)、(くりこま高原)、(一ノ関)、(水沢江刺)、(北上)、(新花巻)、盛岡、(いわて沼宮内)、(二戸)、八戸、(七戸十和田)、新青森、奥津軽いまべつ、木古内、新函館北斗

仙台〜盛岡間、盛岡〜新青森間がそれぞれ各駅停車のはやてもあります。

東京から新函館北斗までの直通列車はないので気をつけましょう。

全車指定席になっている

はやては、全車指定席になっています。

自由席はないので、あらかじめ席を予約して乗車しましょう。

グリーン車も利用できますよ。

軽食サービスなしのグランクラスが選べる

はやてでは、軽食サービスなしのグランクラスが選べます。

軽食や飲み物のサービスはありませんが、ゆったりとした座席で快適に過ごせますよ。

はやてのグランクラスがある号車は10号車です。

車内販売はない

はやてでは、車内販売を行なっていません。

必要な場合は、売店で食べ物や飲み物を購入してから乗車しましょう。

東北新幹線「やまびこ」の特徴

やまびこは東京～盛岡間を走る列車

やまびこは、東京～盛岡間を走る列車です。

東京〜盛岡間は約3時間15分かかりますよ。

停車駅は以下の通り。(一部列車は通過区間あり)

東京、(上野)、大宮、(小山)、(宇都宮)、(那須塩原)、(新白河)、(郡山)、福島、(白石蔵王)、仙台、古川、くりこま高原、一ノ関、水沢江刺、北上、新花巻、盛岡

本数も多いため、利用しやすい列車です。

はやぶさと見た目が違うかどうか気になると思いますが、緑色のE5系だと同じです。それ以外の車両だと見た目に違いがありますよ。

自由席・指定席・グリーン車が選べる

やまびこは、自由席・指定席・グリーン車から選ぶことができます。

それぞれの座席がある号車は以下の通り。

列車の種類	各座席がある号車
7両編成(E6系)	グリーン車：11号車
	自由席：12〜17号車
10両編成(E5系)	自由席：1〜5号車
	指定席：6〜8号車
	グリーン車：9号車

7両編成は自由席＋グリーン車のみで、10両編成は6〜8号車まで指定席が用意されています。(列車によって号車が異なる場合もあり。)

軽食サービスなしのグランクラスに乗れる

やまびこでは、軽食サービスなしのグランクラスが利用できます。

E5系のやまびこは、10号車がグランクラスになっていますよ。

軽食サービスなしのプランになるので、グランクラスアテンダントによる車内サービスはありません。

車内販売はない

やまびこには、車内販売がありません。

あらかじめ売店で食べ物や飲み物を購入しておくことをおすすめします。

東北新幹線「なすの」の特徴

なすのは東京～郡山間を走る列車

なすのは、東京～郡山間を走る列車です。

停車駅は以下の通り。

東京、上野、大宮、小山、宇都宮、那須塩原、新白河、郡山

東北新幹線の中では最も遅い列車ですが、東京から郡山までのすべての駅に停車します。

自由席・グリーン車が選べる

なすのは、自由席の割合が多い列車になっています。

自由席だけでなくグリーン車も選べますよ。

それぞれの座席がある号車は以下の通り。

列車の種類	各座席がある号車
7両編成(E6系)	グリーン車：11号車
	自由席：12〜17号車
10両編成(E5系)	自由席：1〜8号車
	グリーン車：9号車

7両編成は自由席＋グリーン車、10両編成は1〜8号車まで自由席であとはグリーン車とグランクラスが用意されています。(列車によって号車が異なる場合もあり。)

軽食サービスなしのグランクラスが選べる

E5系のなすのは、10号車がグランクラス車両になっています。

軽食サービスやグランクラスアテンダントによる車内サービスはありません。

車内販売はない

なすのでは、車内販売を行なっていません。

飲食したい場合は、あらかじめ売店などで買い物しておくといいですね。

秋田新幹線「こまち」の特徴

こまちは東京〜秋田を結ぶ列車

こまちは、東京〜秋田を結ぶ列車です。

秋田新幹線ですが、東京～盛岡間ははやぶさと併結されていますよ。

東京〜盛岡間は約2時間20分かかります。

停車駅は以下の通り。(一部列車は通過区間あり)

東京、(上野)、大宮、仙台、(古川)、(くりこま高原)、(一ノ関)、(水沢江刺)、(北上)、(新花巻)、盛岡、(雫石)、(田沢湖)、(角館)、大曲、秋田

秋田方面へ向かいたいときに利用しやすい列車です。

車両がすべて指定席になっている

こまちは、すべての車両が指定席になっています。

自由席はないので、あらかじめ席を予約しておきましょう。

指定席のほか、グリーン車も利用できます。

グランクラスはない

こまちには、グランクラスはありません。

グランクラスに乗りたい場合は、ほかの列車を利用しましょう。

車内販売がある

東京〜盛岡間のこまちでは、車内販売があります。

お弁当は買えませんが、お菓子や飲み物などが購入できるので便利です。

山形新幹線「つばさ」の特徴

つばさは東京〜山形を結ぶ列車

つばさは、東京〜山形を結ぶ列車です。

山形新幹線ですが、東京～福島間はやまびこと併結されていることが多いですよ。

停車駅は以下の通り。(一部列車は通過区間あり)

東京、(上野)、大宮、(宇都宮)、(郡山)、福島、米沢、(高畠)、(赤湯)、(かみのやま温泉)、山形、天童、さくらんぼ東根、村山、大石田、新庄

山形や新庄へ向かうときに便利な列車です。

全車指定席になっている

つばさは、すべての車両が指定席になっています。

自由席はないので、事前に席の予約が必要ですよ。

指定席のほか、グリーン車も選べます。

グランクラスはない

つばさには、グランクラス車両がありません。

グランクラスに乗りたい場合は、別の列車を利用してくださいね。

車内販売がある

東京～山形間のつばさでは、車内販売を行なっています。

お菓子や飲み物ぐらいは購入できるので、乗車前に買い忘れても安心です。